映画「扉をたたく人」
扉を閉ざしたニューヨーク、
移民の青年との出会いと“ジャンベ"の響きが
孤独な大学教授の心の扉を開く。

【みどころ】
無気力な毎日を送っていた主人公が、友情、ジャンベ(アフリカン・ドラム)、ロマンスを通して、心の扉を開き、ふたたび生きる意味を見出す姿を描いた、いつまでも忘れ得ぬ物語。
小規模な映画が、2008年のアメリカでの封切り時の上映館は、わずか4館だったが、その感動が、人から人へと伝わり、最終的には270館まで拡大。
しっとりした映像と引き込まれるストーリー展開、そして見終わった最後に残る深い感動。
お薦めの1本です!

【ストーリー】
愛する妻に先立たれて以来、すべてに心を閉ざして生きてきた大学教授のウォルター。
久しぶりにニューヨークにある別宅の扉を開けると、そこには見知らぬ若い移民のカップル、タレクとゼイナブが暮らしていた。それがウォルターと、シリア出身のジャンベ(アフリカの打楽器)奏者、タレクとの出会いだった。
ウォルターとタレクの友情はジャンベを通じて深まっていくが、その矢先、ウォルターの目の前でタレクは不法滞在を理由に拘束されてしまう。以来、ウォルターは毎日タレクに会うため、入管の拘置所を訪れる。
一方、ミシガンに住むタレクの母モーナも、連絡のつかない息子を案じ、ウォルターのアパートの扉をたたく。年齢も職業も文化も異なる、今までに接点のなかった人々。彼らとの出会いによって、いつしかウォルターは、新しい人生の一歩を踏み出す。

【Info】
[原題]The Visitor
[監督・脚本]トム・マッカーシー
[出演]リチャード・ジェンキンス、ハーズ・スレイマン他
2007年/アメリカ映画/1時間44分
6月27日(土)より、恵比寿ガーデンシネマ他全国順次ロードショー!
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